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創業3期目の大晦日に感謝を込めて

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 2015年11月20日に起業し、3期目の大晦日となりました。この記事は自分に「お前、2017年に何を実現した?」を問いただすために書いています。2期目で当期純利益が黒字になったこともあり、2期目の反省と3期目の計画をここに残しておきます。

2期目はどうだったか?

 1期目の売上は4,500円と大赤字、2期目の売上は約300万円で当期純利益が黒字となった。暗号通貨(仮想通貨)の高騰の恩恵を当社も受け、3期目の売上は1000万円以上を確定している。「IoT x blockchain の実現」を2期目に提供することはできなかったが、実現に必要な資金が会社に注ぎ込まれたのは紛れもない事実であり、これを「起業した結果(成果)」と観ても良いだろう。
 しかし、2017年5月から Google Cloud Platform 関係の会社に正社員として入社し、レオンハルトジャパン合同会社の代表(新潟)とサラリーマン(東京)の「二足のわらじ」で活動することになり、同時並行で結果を出すのは難しくなった。「IoT x blockchain の実現」を1人で行うのは非現実的であることから、3期目の売上は「IoT x blockchain 開発委託費用」に充当する。
 そして、忘れてはいけないことは以下の一文である。決断の分岐点に到達したとき、いつも思い出す一文である。

 日本の未来を託す次世代の若者のために。

2017年1月~4月(試作機の失敗)

 IoT と暗号通貨(仮想通貨)を繋ぐためのキーデバイス(IOTA RING)の開発を粛々と行っていた。このキーデバイスは世界にまだ存在しないものであり「まずは思い描くプロダクトを作ってみよう!」と失敗前提で試作機を作成したが見事に失敗した。具体的には IOTA RING に組み込まれている情報をスマートフォンなどの IT 製品で受信できなかった。RING の形状以前に、RING に組み込ませるパーツから見直すこととなった。2017年の下半期は協力していただける企業を探し、2018年は一緒に開発することとなっている。
 この IOTA RING は技術的に難易度が非常に高く、世界最高峰のプロダクトの1つである。良質なプロダクトを世界にリリースできるよう粛々と進める予定である。もし世界にリリースできた場合、最終目的である以下のフェーズに進むことができるので、妥協はせず、中途半端なプロダクトであればリリースはしない。これはお約束致します。

 ユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)の実現

2017年5月~9月(東京移住フェーズ)

 2016年12月の段階で会社と自己資金が4月で枯渇(0円)となることが明白だったため就職活動を開始した。AWS , SORACOM , blockchain , DAG の知識を活かせる会社に就職したいと考え、これから急成長が期待されるパブリッククラウド GCPGoogle Cloud Platform)を扱っている企業に応募して、幸運にも採用された。勤務形態はフレックスタイム、社員の皆様は知識/経験が豊富、パブリッククラウドならではの自由で活気がある良い雰囲気を大切にしている会社である。自分が取得しているスキルを活かすために2017年5月1日より東京でのサラリーマン生活が約3年ぶりに再開された。
 東京の賃貸物件は、私が2014年まで住んでいた文京区の物件であり、もし神様がいるのであれば「お前は東京に戻って来いよ!」と啓示してくれたのだろう。即決で賃貸借契約を行い、4月に引っ越しを行った。もちろん、お金はないのでレンタカーで最小限の荷物だけを東京に運んだ。ただし、4月末時点で全財産は5万円を下回っていた。6月の給料日まで生き抜かねばならない。年老いた両親に頼るわけにもいかず SNSTwitter)で支援を依頼した。
 Twitter では IOTA( IoT 特化型暗号通貨)の人気が高まり、私のブログを観てくれた方がフォローしてくれたため、世界中から支援をしていただいた。それは IOTA , ETH , Monacoin といった暗号通貨から産地の食品を送っていただいた。感謝という言葉しか思い浮かばない。ありがとうございます。
 法定通貨(YEN)は枯渇していたが、5月中旬に IOTA が Bitfinex に上場したことから、私が保有している暗号通貨の時価総額は 5,000万円を超えてしまった。正直、IOTA がここまでの価値がある暗号通貨になるとは思っておらず困惑したが今日(12月末)時点でも IOTA は保有している。売るかどうかの判断は IOTA プロジェクトのマイルストーン(2018年7月)の段階で行う。それは IOTA を日本の皆様に紹介し、支援までしていただいた皆様への感謝の気持ちと、IOTA のポテンシャルの高さはこの程度ではないからだ。
 仮に、2018年に IOTA を売った場合、それは上述の IOTA RING の開発費用を捻出するためだとご理解願いたい。私は自分が生活できる最低限の法定通貨(YEN)があればよく、過剰な自己資産は不要である。なぜなら、お金持ちが不幸になる事例は少なくないからだ。私は IT エンジニアとして楽しく生き、この世での役割が終わったと神様が判断したら、その時、満足して死を迎える。ただ、それだけの人生で十分であり、レオンハルトジャパン合同会社の役割もそこで終焉し、次世代の若者にバトンタッチするだけだ。これからも以下の気持ちを持ち続けたいと思っている。

 清貧かつ挑戦し続ける者にのみ幸せは与えられる。

2017年10月~12月(新潟帰郷フェーズ)

 東京でのサラリーマン生活が3ヶ月経過した8月、身体に異常が生じた。具体的には両膝が痛く布団から出られない。病院に行ったが健康そのものであり、入社前の4月の健康診断でも A 評価で、テニスもできる肉体を維持していた。自問自答した結果、東京の人口の多さ(人混み)に精神が耐えられず、休日も外出しないで会社との往復とスーパーの弁当だけという生活をしていた。新潟で起業し、私の心は新潟に置いたまま空虚であったため、それが両膝に影響したのだと。
 正直に会社に相談した結果、新潟でリモートワーカーをさせていただくことになった。本来は解雇されても不思議ではないのに、逆に「これからはリモートで仕事をする時代になるから、むしろそのやり方を模索しよう」と非常にポジティブなアドバイスをいただいた。やはり、GCP を扱う会社は世界の潮流をしっかりと観ている。8月に新潟に戻り、9月に住民票も新潟に異動した。そして新潟では両膝は痛くなくなる不思議な状況が続いている。
 東京の賃貸借物件はそのまま契約し、新潟と東京での二重生活を8月下旬から行った結果、東京での滞在期間は最大2週間。これ以上は滞在すると両膝の痛みに耐えられず業務にも影響することから、当面は新潟に80%、東京に20%の滞在期間としてスケジュールを組んでいる。休日はできるだけ外出を心がけ、10月~12月は以下のような取り組みを行った。

  • モナコイン神社オフ会に参加(10月)
  • ビットコイン反省会で IOTA を紹介(11月)
  • IOTA ブラジルの方と東京で会食(11月)
  • IOTA コミュニティ(東京在住の外国の方)と IOTA R&D チーム結成(11月)

 GCP の会社での業務、レオンハルトジャパン合同会社の経営、コミュニティ活動、IOTA R&D の実施、暗号通貨界隈の皆様との交流と、ここでは書ききれないほど細かなタスクを消化した。また、IOTA の情報発信は10月以降は行わないようにしている。IOTA の日本語情報発信はコミュニティ( IOTA Japanese Fan Site https://iotafan.jp/ )に継承されている。私のブログは IOTA のユースケースに特化していこうと考えている。

2018年はどうするのか?

 大きく2つの活動を並行して行う予定である。なお、実際に書いてあとで読み直したが「これは大変厳しい道のりだな...」と思っているのは内緒にしていただきたい。しかし、目標は高く設定しておくことは悪くない。1つでも多く収穫できればそれで良いと整理している。

GCP という Google Cloud Platform の知見を高める

 GCP を知るということは、IoT / AI / 量子コンピュータスキルアップに繋がる。特に量子コンピュータに関する知識を補充したいと思っているので、国立大学の研究室の門を叩く予定である。Google / 量子コンピュータ / 暗号通貨は一見すると関係なさそうだが、実は一本の線で繋がっている。すべての領域をマスターすることは不可能だが、基礎知識だけでも取得したいと考えている。これは IT エンジニアとしてのタスクである。

IOTA RING の開発

 1年間の開発期間で、5つの試作機を作成する予定である。そのうち1つでも成功すれば2019年にリリースするロードマップを画いている。IOTA しか使えない RING ではなく汎用性と柔軟性がある仕組みとなっているので、様々な暗号通貨プロジェクトで使ってもらえるように開発する予定である。

 皆様、良いお年を!